2月21日に愛媛ニュービジネス協議会にて、シリコンバレーベンチャーズ代表の森若幸次郎が、1時間半の基調講演「世界のイノベーションハブから学んだ日本でのイノベーションの起こし方」を行いました。

 

昨年サンフランシスコでお会いした経営者の方が、帰国後に私の著書ハーバードのエリートは、なぜプレッシャーに強いのか?」を読んで下さり、Facebookを通じて講演のご依頼頂いたことがきっかけとなり、愛媛で講演をさせて頂くこととなりました。

 

当日は、愛媛を代表する上場企業の経営者様を始め、四国から日本、世界を股に掛ける経営者様、銀行、ベンチャーキャピタル、大学の理事長様まで多くのエグゼクティブの方々にご参加頂きました。

皆様、愛りがとうございます(愛+ありがとう)。

 

 

以下に、講演の内容を一部ご紹介致します。

 

「なぜ、今、イノベーションが必要なのか?」

こちらのグラフは、すでにブログの読者の皆様は何度も見られてると思いますが、「失われた30年」がまさに垣間見れるバリュエーションランキングです。

 

 

経済成長率を上げるには、以下の3つの寄与度を上げる事が必要です。

1. 労働投入

2. 資本投入

3. 全要素生産性(TotalFactor Productivity:TFP)

 

ここで、再び質問です。

質問:「日本が停滞する原因は?」

回答:「将来不安とイノベーションの欠如」(経済産業省)

 

今まさに、新技術・新事業の創出や業務プロセスの効率化・改革といった「イノベーション」が、社会にとって必要です。

また、経済産業省は「イノベーションを生み出すには、大学が大きな役割を果たすので、大学発スタートアップを増やす」事が重要だとも述べています。

 

そこで、今年4月開講の「情報経営イノベーション専門職大学(iU)」についてもお話ししました。就職率0%、起業率100%を目指す大学です。私も客員教授、広報アドバイザーを務めています。

 

 

「世界のイノベーションの動向を捉える上で、注目されるユニコーン企業」

ユニコーン企業とは、評価額10億ドル(約1000億円)以上の非上場で、設立から10年以内のスタートアップ企業のことです。

ちなみに、ユニコーンよりも大きなものもあります▼

ユニコーン:企業価値が10億ドル以上(1080億円)🦄

デカコーン:企業価値が100億ドル以上(10800億円)🦄🦄

ヘクトコーン:企業価値が1,000億ドル以上(10兆8000億円)🦄 🦄🦄

 

世界のユニコーン企業輩出国ランキング

■1位:中国202社

■2位:アメリカ199社

■3位:インド 25社

■4位:イギリス 21社

■5位:ドイツ 11社

■6位:韓国9社

■7位:イスラエル6社

■8位:インドネシア5社

■9位:フランス5社

■10位:ブラジル4社

■11位:日本3社

■12位:シンガポール2社

■13位:香港 2社

 

昨年のスタートアップの資金調達額を見てみると、世界1位は約7000億円以上調達しているのに対し、日本1位は約100億円でした。100億以上調達すれば、時価総額が1000億円程度になることも明らかになってきています。

 

最近、国内外問わずユニコーンを増やす事に必死になる傾向がありますが、スタートアップのバリュエーションゲームだけ盛り上がり、大赤字で上場する企業が日本でも見受けられます。

 

中小・中堅企業で、手堅く無借金経営をして利益を生み出しているところを応援し、よりイノベイティブにすることも忘れてはならないと思います。

また、中小・中堅企業のオーナー経営者様にとっても、世界のイノベーションハブが一体どこで、どのようなトレンドがあるか、そしてどのように経営参画する事が出来るかを考えることで、新たなチャンスや発想が生まれるきっかけとなれば嬉しいです。

 

 

「世界のスタートアップエコシステム」

さて、世界一で一番スタートアップエコシステムが充実してるところはどこでしょうか。これまでだとシリコンバレーと答える方も多いと思いますが、、、

結果はこちらです。

1. Berlin, Germany

2. Tel Aviv, Israel

3. Helsinki, Finland

4. Stockholm, Sweden

5. Bengaluru, India

6. London, UK

7. Boston, USA

8. Copenhagen, Denmark

9. Amsterdam, the Netherlands

10. San Francisco, USA

 

そして、このような世界のスタートアップハブでは、どのようなビジネスが中心になってるのでしょうか?

1. Webサービス & アプリ (18.6%)

2. SAAS (Software as a service (15.3%)

3. Eコマース (10.1%)

4. IT & ソフトウェア (8.6%)

 

 

「シリコンバレー流オープンイノベーション」

さて、ここ数年日本でも「オープンイノベーション」を加速する動きが出ていますが、アメリカでは、2003年にUCバークレーのヘンリー W. チェスブロウ氏が「オープンイノベーション」について本を出されています。

そして、シリコンバレーのGAFAは、企業買収(M&A)を通じて、スタートアップを買収する事で、イノベーションごと買っている。まさに、オープンイノベーションを加速してると言えます。

例えば、Googleは、平均で、1.5週間に1社を買収しています。

 

どのように、シリコンバレーのスタートアップは、EXIT(M&A、上場)を達成しているのでしょうか?

どのように、スタートアップは急成長して、ユニコーンに育っているのでしょうか?

 

その答えは、シリコンバレーが世界に誇るNo.1のアクセラレーター Y Combinatorの教えとシリコンバレーのイノベーションエコシステムにあると思います。

シリコンバレーのイノベーションエコシステム(弊社作成)

特徴:

1.   優れた研究機関

2.   豊富な資金源

3.   すでに起業し、成功し大企業にあった成功者がいる

4.   スタートアップ支援する弁護士、会計士、デザイン事務所、コンサルタントが多い

5.  エンジェル投資家、ベンチャーキャピタリストが多い

講演では、Yコンビネーターについてもお話ししました。

 

また、最近では「西海岸: シリコンバレー 半導体の素材 ✖︎ 谷・盆地」に対し、「東海岸: シリコンアレー 路地・小道」や「ボストン」もスタートアップが盛り上がってきました。

そこで、講演ではハーバードビジネススクールで学んだこともお話しさせて頂きました。

 

 

「今後は、Next シリコンバレーにも注目」

今や、シリコンバレーだけではなくイノベーションの波は世界各地に広がりを見せています。そこで、次に伸びるであろうNext シリコンバレーに注目し、連携をとることが大切となります。

また、各地域が各々に合わせた方法でイノベーションを加速していることから、日本の各地地方都市をシリコンバレー化するにはどのようにしたら良いかを考える手助けとなるでしょう。

講演では、インド、イスラエル、フランス、エストニア、ルクセンブルク、カナダ、シンガポール、オーストラリアなどのイノベーションエコシステムについてお話しさせて頂きました。

★Forbes JAPAN、りそな銀行、日刊工業新聞等に連載している森若のコラムでも取り上げていますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください

【世界13地域のイノベーション情報まとめ】

 

最後に、「世界をより良くし、日本の危機を救うための3つの提言」をさせて頂きました(こちらはブログでは省かせて頂きます)。

 

愛媛ニュービジネス協議会の皆様、愛りがとうございました!

初めての愛媛でしたが、素晴らしい歴史、文化、食、温泉、、、そして、素晴らしい経営者の皆様とご交流させて頂き、愛媛が大好きになりました!

共に、イノベーションを起こしましょう。またお会いできる日を楽しみにしています。

 

イノベーション支援サービスのお知らせ

  1. イノベーション創出のための新規事業のノウハウ
  2. グローバルイノベーションネットワーク支援
  3. 新規事業体制の整備
  4. 事業化戦略の策定
  5. 事業段階に応じた総合的なイノベーション支援
  6. 自前アクセラレーター設立・運営支援
  7. 国内スタートアップ企業の紹介
  8. 海外スタートアップ企業の紹介( J Entry : Japan Market Entry )
  9. 海外イノベーションハブ視察アテンド・同時通訳
  10. 国際展示会サポート(英語資料見直し、英語Web、SNS、ブース、英語交渉)
  11. イノベーションイベント代行運営(日本語、英語)

 

いつもBlogをご覧頂き、愛りがとうございます。最近イイねやシェアもして頂き、感謝申し上げます。

海外スタートアップと日本企業の連携を通して、「グローバルオープンイノベーション」を皆様、ご一緒に加速させましょう。

 

【イベント情報】

2月21日(金)愛媛ニュービジネス協議会 基調講演

2月24日(月)医学生・看護学生の知らない女性のキャリア アドバイザー

2月28日(金) Startupbootcamp Scale Osaka デモデイ メンター・メディア

2月29日(土)、3月1日(日)、3月7日(土)、3月8日(日) Angel Accelerator 第2期

★第1期の様子は、りそな銀行の情報メディア りそなCollaborareの記事「第5回 日本各地にシリコンバレー流アクセラレーターを作り、地方創生イノベーションを起こすには? Angel Acceleratorの講義内容大公開!」をご覧ください。

3月3日(火)神戸市主催 Global Innovation Hub ~世界10地域のイノベーションハブから学ぶ日本のエコシステムに必要なこと~ 基調講演

3月4日(水)ルクセンブルク大使館主催 EU市場へのどこ”カラ”でもドア⁉『ICT SPRING EUROPE 2020』募集説明会 モデレーター

3月16日(月)未病産業研究会国際ビジネス交流会~神奈川県×フィンランド・イスラエル~モデレーター

5月22日(金)Startup World Cup 世界大会 アンバサダー

コロナウイルスの影響で中止となりました。

※最新のイベント情報は最新ブログからご確認ください。

 

 

毎月、フォーブス、りそな銀行、日刊工業新聞でコラムを寄稿させて頂いております。

 

Forbes JAPAN 「イノベーション・エコシステムの内側」

https://forbesjapan.com/author/detail/1115

りそな銀行「イノベーションの森」
https://resonacollaborare.com/tag/イノベーションの森/

りそな銀行「イノベーションの哲学」
https://resonacollaborare.com/?s=イノベーション哲学

日刊工業新聞「グローバルの眼」2月号 (Webでも紙面でも両方お読み頂けます)

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00548714

山口新聞「東流西流」10月20日号(Webでも紙面でも両方お読み頂けます)

https://siliconvalleyventures.site/archives/917

 

イノベーション創出に向けて、こちらの活動もしております。

NEW 【積極採用中】医療機器イノベーション企業 株式会社モリワカ 新しいホームページはこちらから↓↓↓
https://moriwakamedical.wixsite.com/home

シリコンバレーと日本を繋ぎ、医療機器イノベーションを起こすUS-Japan MedTech Frontiers のサイトはこちらから↓↓↓
https://www.usjmf.org/

シリコンバレー発世界最大の起業家イベントの日本版 Startup Grind Tokyoは、渋谷Plug&Playで毎月開催してます 詳細はこちらから↓↓↓
http://startupgrind.tokyo

 

大企業、中小企業、スタートアップ企業、学術研究都市、医療機関、スタートアップイベントなどにて、世界をより良くするためのイノベーション創出のための支援をさせて頂いております。

また、ハーバードやシリコンバレー流のモチベーションを高めるためのマインドセットについての講演やワークショップなども行なっておりますので、ぜひ、こちらからお気軽にお問い合わせください。

共に、イノベーションを起こしましょう!!!